青森県つがる市にある弘法寺は、和歌山県の高野山に対し、極楽浄土を表す西をもつことから西の高野山と呼ばれています。
高野山真言宗の弘法寺は、七代目住職の位牌が600余年前のもの。そこから数えても多世代にわたって親しまれているお寺です。
弘法寺では、2024年4月27日〜6月30日まで「いろんないのちのいろどり展」spring has come to Kouboujiで、5人のアーティストによる作品を絵画を中心に展示しています。
この展示は今年で3回目。本堂から廊下へ行くと、森サーヤさんの柔らかいタッチのいろどりからはじまり、広間から廊下まで作品がずらりと続いていきます。
5人のアーティスト情報は下記URLからご覧ください。
菊池 時男
https://www.facebook.com/profile.php?id=100015094050789
石澤 暁夫
https://www.akeo-ishizawa.com
だいまる ち
https://www.instagram.com/daimaruchi_arigato1010
森 サーヤ
https://www.instagram.com/sachicos52
開運かさこ笠原@綾子
https://lit.link/kasaco2021
展示室をめぐっていくと、休憩コーナーも。ありがたいおもてなしです。
本堂には、龍が眼光鋭く見下ろすダイナミックな天井画が。しばし見入って時を忘れてしまいます。この天井画を制作されたのは、錦絵アート作家「仙安」さん。
毎年恒例となったアート展示の発端となったのは、仙安さんとの交流からだそうです。普段使用していない広間をギャラリーとして飾ってみてはと、自然発生的に話が進みました。
仙安さんの師匠は日本画家・弘前ねぷた絵師の八嶋龍仙さん。弘法寺には龍仙さんが描いた、地獄絵図が納められています。
仙安さんの祖母は津軽の民間信仰として知られる「カミサマ」で、弘法寺にも修行へ来ていたとか。神秘的なご縁ですね。
弘法寺のお守りや奉納する不動明王の金魚ねぶたも、仙安さんオリジナルの作品です。
日長きこときわまる、一年で最も昼の時間が長い夏至の夜に、アート展と舞踏のコラボレーション「舞踏butoh〜夏至の夕べ」が開催されます。
2024年の夏至は6月21日金曜日。
18:00頃からは笛の時間。
音色を奏でるのは、神様に選ばれたような笛との出会いをされた横笛奏者のHIROMASAさん。
19:00頃からは踊りの時間。
オドラデク道路劇場の福士正一さんの踊りと、笛でHIROMASAさん、パーカッションでYASUさん、太鼓・ほら貝・読経でU-CHIさんがコラボします。
夏至でナイトミュージアムは20:00頃まで。入場無料・投げ銭歓迎。飲食自由(屋台あり)
夜のお寺の幻想的なムードで繰り広げられる舞台。印象的な夜になりそうですね。
「いろんないのちのいろどり展」フライヤーPDF
「夏至でナイトミュージアム」フライヤーPDF